『ジュラシック・パーク』には矛盾があるようです。以前、DNAの「半減期」
は521年なので、蚊の中に残っている血液から現世に恐竜を蘇らせるのは
科学的に不可能という矛盾を紹介したことがあります。
しかし、意外にもそういったものではなく、
「ステゴサウルスの綴りが間違っている」といった初歩的なミスや矛盾
が山ほど出てきたのです。その数、なんと36カ所。
今回は、CinemaSinsが送る『ジュラシック・パーク』
の矛盾32連発動画を以下で紹介します。
1)どう考えても、生意気な小太りな子供が、あの場所からスクリーンが見えているはずがありません。2)デニムシャツとデニムパンツの組み合わせ...? ある種の言いがかりのようですが、これはちょっと...3)ジョン・ハモンドは、どうやって誰にも見られること無くヘリコプターからトレイラーまで歩いたの?4)つまり、島を所持しているの? それともリースしているの?5)「エイリアンが私の顔を盗んだ!」古生物学者と古植物学者が住むトレイラーの冷蔵庫に貼られているのが、こんな三流記事?6)ネドリーは大事そうに鞄を抱えているにも関わらず、画面が切り替わると鞄が消えている! ネドリーが気付かない内に誰かが盗んだ?7)計算機付きデジタル時計!8)ヘリコプターの中で、ハモンドは窓側に座っていて、飛んでいる方向は右側。ということは、ハモンドは左側に座っているはずなのに、降りるシーンでは右側から出てきている。9)ヘリコプターが島に着いた時に、既にジープが待機しているが、ずっと待っていたの?10)ハモンドありきの動画が用意されているが、ハモンドは客が来場する度に、このアトラクションをするつもり? 一日中ここにいるの?11)恐竜を現世に蘇らせた方法は説明してくれたけれど、古代植物を蘇らせた方法は?12)ロボットアームが孵化中の恐竜の卵を動かすけれど、次のショットと向きが合わない。13)マルコム博士、落ち着いて。全然うまく行かないから。14)T−レックスがいるのに、ヴェロキラプトルがいることがそんなに驚くこと?15)あら、まるでこの動画のことを話しているみたい16)折角用意された豪華なランチなのに、誰も手を付けないままツアーに行っちゃうの?17)ジュラシックパークツアーでは2番目にT−レックスのエリアに来るけれど、Tレックスは最後に見せた方が盛り上がるんじゃないの?18)エリーは、ハモンドを追いかけていくティムを止めない。恐竜や毒を持つ植物がいるエリアをひとりで歩かせるなんて、危機管理がなっていないのでは?19)トリケラトプスはライラックを食べていなかった。エリーがうんこの中を探っても見つからなかった。原因が分からないまま取り残されてしまったこのトリケラトプスの運命を気にしてあげないの?20)インジェンという会社は本当に管理がずさん。ティラノサウルスやステゴサウルスの綴りさえ正しく表記されていない。21)レイ・アーノルドは喋っている内容のコマンドを打ち込んでいない。22)ツアージープは、どうやって既に通過したはずのT−レックスのエリアに戻ってきたの? 逆走したってこと?23)T−レックスの攻撃をガラスのシールドで防ぐことができるなんて......。24)車の横にT−レックスがいるという描写があるにも関わらず、次のシーンで、さっきまでT−レックスが居たはずの場所が舗装された傾斜になっている!25)サイドミラーに映り込んでいるT−レックスの大きさから考えると、もうちょっとジープに近い所まで来ているべきでは?26)園のオープンにも至らないのに、グッズ作っている場合じゃないのでは?27)スティーブン・スピルバーグほどの大物監督と言えど、うんこの魅力とくしゃみが顔に掛かるという王道ギャグには勝てない。28)エリーは同じ木を2回飛び越えている。29)ティムがあんなに高い所に居たのに関わらず、どうやってグラント博士は正確にキャッチする場所を計ったの?30)電流は右側から流れてくる設定になっているのに、カメラが切り替わると左側から流れていることになっている。31)それ以前に、少し歩けばフェンスが終わっているように見えるけれど、本当に登って超える必要があったの?32)ティムは地面に足を付けていないのに、感電するの?33)どうしてギリギリまで撃つ準備をしておかないの?34)顔の向きからして、ラプトルは確実に子供たちが目に入っていたはずなのに、どうして気付かないの?35)エリー、押さえている位置が悪い。そこを押さえているくらいなら、少し動いて銃を取ってくれた方が良いのでは?36)レックスはフライトシミュレーターを使ってシステムをリブートしたようだ。
言いがかりのようなものもありますが、言われてみると確かに......と納得してしまうものもありました。特に、「T−レックスは最後に見せるべき」とか。とは言え、『ジュラシック・パーク』が傑作ということには変わりありませんよね。
(中川真知子)
Kotaku Japan より引用しました。
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