4月19日に公開予定の映画『リンカーン』の劇中に、
ダニエル・デイ=ルイスふんするリンカーンがドヤ顔で
「今でしょ! 今でしょ! 今でしょ!」と連呼するシーン
があることが明らかになった。
本作の特報には、自身の夢を実現させるべく、リンカーンが熱く
「Now!! Now! Now!」と周囲を説得するフレーズが
登場する。日本語にするならば「今でしょ! 今でしょ!
今でしょ!」といったところか。これはまさに東進ハイスクールの
CMで一躍有名になったカリスマ予備校講師・林修先生の
「いつやるか? 今でしょう!」という名文句を彷彿(ほうふつ)
させるフレーズであり、その言葉は、われわれに一歩
を踏み出す勇気を与えるような力強さに満ちあふれている。
映画『リンカーン』の舞台は南北戦争が4年目に突入した
1865年1月。大統領再選を果たしたリンカーンは、
「全ての人に自由を」という理想のために、彼の悲願である奴隷解放を実現させようとしていた。ここで描かれているのは、
父親として、政治家として苦悩しながらも、諦めずに困難に
立ち向かった「人間・リンカーン」の等身大の姿である。
本作のメガホンを取ったスティーヴン・スピルバーグ監督は、
リンカーンについてこうコメントしている。「偉大な指導者が
求められる“今”こそ、この物語を知ってほしい。リンカーン
はわたしにとって最も魅力的な人物だ。彼の人生は“今”
を生きるわたしたちへのメッセージに満ちている」のだと。
現代にも通じるリンカーンのリーダーの資質と、政治家として、
そして家庭人としての知られざる真実の姿を描いた本作
は、オバマ大統領だけでなく、米上院議員も全員観賞したとも
伝えられた。さらに全米では、興収1億8,000万ドル(約162億円)
を突破する大ヒットを記録するなど、「“今”観るべき映画」
として、その輪は着実に広がっている。(1ドル90円計算)
父性の喪失、リーダーシップの欠如などが叫ばれている
“今”だからこそ、本作は共感を持って迎えられるはずだ。
リンカーンが「Now!」と呼び掛けたように、まさに本作
を観るのは「“今”でしょ!」と言い切ってしまおう。
(取材・文:壬生智裕)
映画『リンカーン』は4月19日よりTOHOシネマズ日劇ほか
にて全国公開
シネマトゥディ より引用しました。
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