
エレガントな体操で世界を魅了した理恵が競技生活に終止符を打つ。関係者によると、理恵は今月に入って日本体操協会に引退届を提出。この日も関係各所を回って引退の報告を行った。和歌山北高時代からの持病だった腰椎分離症の悪化を理由に今季は休養しており、腰痛が治らないため競技生活にピリオドを打つことを決断したという。
理恵は23歳で出場した10年世界体操(ロッテルダム)で、華麗な演技をした選手に贈られる「エレガンス賞」を日本女子で初受賞した。昨年の全日本選手権とNHK杯で初優勝し25歳と遅咲きで五輪に初出場。兄の和仁(28)=徳洲会=、弟の佑典(24)=コナミ=と共に日本体操界初の3きょうだい代表として注目を集めた。
ロンドンでは女子主将として団体総合8位入賞に貢献。美しい容姿も話題となり、五輪後は芸能プロダクションからのオファーが殺到していた。本人もスポーツの魅力を伝えるキャスターへの転身に興味を示しており、今年の世界体操(アントワープ)では番組ナビゲーターに挑戦。バラエティー出演もこなし、この年末年始も多くの番組に出演する予定という。
20年東京五輪招致活動にも参加し、6月にスイスで行われたプレゼンテーションでは英語で東京の魅力をアピール。開催都市を決める9月のIOC総会(ブエノスアイレス)にも招致団の一員として駆けつけた。20年五輪では体操の魅力を伝えるキャスターとして参加する可能性もありそうだ。
◆田中 理恵(たなか・りえ)1987年6月11日、和歌山・岩出市生まれ。26歳。日体大教員。7歳から体操を始め、10年ロッテルダム世界体操でエレガンス賞。12年の全日本選手権、NHK杯個人総合で初優勝。得意種目は段違い平行棒。ロンドン五輪では団体総合8位、個人総合16位。156センチ、45キロ。
yahooニュースより引用しました。
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