消費税が8%にアップする4月1日が迫ってきました。残り約1か月。増税が予告された昨年は住宅購入などをアピールする情報がネット上にもたくさん見られましたが、消費税は引き渡し時に課税されるので住宅購入はすでに手遅れ。自動車も人気車種ほど3月中の納車はすでに難しいでしょう。はたして、今からでも間に合うお得な買い物方法はあるのでしょうか。
家電の購入は冷静に
消費税のことを考えると、購入予定があって単価の高いものを早めに買っておこうと思いがち。たとえば、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの家電などは代表的なアイテムといえるでしょう。ただし家電の駆け込み需要は今がピーク。また3月は引っ越しシーズンでもあるので需要は高まります。むしろ、増税後に需要が落ち込み値引きが大きくなる可能性もありますから、あわてて買うのはあまりおすすめできません。
値崩れしないブランド品はお買い得
一方、景気の変動や需要が上下しても価格の変動が少ないのはブランド品。買う予定がある人は、消費税が上がる前に買った方がお得です。さらに「増税前に金を買っておくとお得」という情報も。5%の消費税で金を買い、8%の消費税で売れば、「差額の3%分が労せずしてもうかる」ということです。もちろん、金の相場は毎日変動していますから、本当にもうかるかどうかは相場次第。3%分のアドバンテージがあるだけということは肝に銘じておきましょう。
定期やチケットは増税前がお得
また、増税前に買っておいた方が間違いなくお得なのが、通勤通学などの定期券。4月1日以降に購入すると増税分の3%高くなります。JRでも東京メトロでも継続購入の場合で2週間前から、新規購入でも1週間前から購入できるので、増税前に、できるだけ長期間の定期を買っておくのがお得です。同様に、すでに出張や旅行などの決まった予定がある場合、新幹線のチケットや航空券は増税前に購入するのがおすすめです。テーマパークや映画でデート、なんて予定がある人も、前売り券を購入しておけばお得です。
「消費税還元セール」は禁止
ちなみに、増税後に「消費税還元セール」などと銘打って安売りをアピールするのは違法です。「3%値下げ!」など、消費税という言葉を使わない表記はグレーゾーン。いずれにしても、消費税増税に過敏になって、元の値段を検証もせずに安売り情報に飛びつくのは、かえってリスクが高いので要注意ですことも肝に銘じておきましょう。
身の回りで「3%のお得」を探してみる
今回の増税は5%から8%への3%。実は、私たちの身の回りには3%以上の「お得」をゲットする方法がいろいろあります。たとえば、ケータイサイトなどではさまざまなお店の割引クーポンがゲットできます。今までなんとなく面倒だからと利用していなかった人は、自分の生活の中で活用できるクーポンを探してみるのがおすすめです。
たかが3%、されど3%。光熱費や通信費など、日常生活のコストを検証してみれば、3%を節約できる部分が見つかるのではないでしょうか。消費税増税を機会にして、もっと賢い暮らし方を探してみたいですね。
(寄本好則/三軒茶屋ファクトリー)
たかが3%、されど3%。光熱費や通信費など、日常生活のコストを検証してみれば、3%を節約できる部分が見つかるのではないでしょうか。消費税増税を機会にして、もっと賢い暮らし方を探してみたいですね。
(寄本好則/三軒茶屋ファクトリー)
マイナビニュースより引用しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿