2013年10月16日水曜日

間違った意味で使われる言葉ランキング、1位は「ハッカー」——大辞泉編集部

株式会社小学館の国語辞典『大辞泉』編集部は、10月16日の辞書の日(米国の辞書編修者ノア・ウェブスターの誕生日/1758年)を記念し、「間違った意味で使われる言葉ランキング」を発表した。
大辞泉編集部が選んだ50の言葉について、「普段、あなたが次の言葉を使うとき、どのような意味で使っていますか? 本来の意味かどうかは問いません」という質問に、「よく見かける、本来と異なる意味」と「本来の意味」を二択で提示。前者の回答が多かった順にランキングした。調査対象は15歳以上の男女1200名。

発表によると、間違った意味で使われる言葉の1位は「ハッカー」で、本来、コンピューターで不正行為をする人という意味ではない。これには「クラッカー」という言葉があるが、言葉の浸透度や知名度、分かりやすさを重視してあえて「ハッカー」を使うケースもあるという。

また、2位は「確信犯」で、平成14年度「国語に関する世論調査」(文化庁発表)では本来の意味とは異なる意味で使用される割合は57.6%だったが、今回の調査では73.0%。時間の経過とともに誤用率が高くなってきている。3位は「他力本願」で、自らの修行などによらず、阿弥陀仏の本願で救済されることという浄土教の言葉だが、「人まかせ」という意味も定着しており、これに対し浄土宗や浄土真宗の各宗派などが本来の意味の周知に努めているとしている。

このほか、「言い間違いされる言葉ランキング」では1位が「間が持たない」で本来の言い方は「間が持てない」、2位の「声をあらげる」はこれは本来は誤りで、正しくは「声をあららげる」だ。3位は「足もとをすくう」で、「足をすくう」が本来の言い方だとコメントしている。
国語辞典『大辞泉』
国語辞典『大辞泉』 WEBサイト
URL:http://kotoba.daijisen.jp/

発表資料
URL:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000007379.html
2013/10/16
MdNDESIGN INTERACTIVEより引用しました。

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