2013年10月25日金曜日

カリスマ英語講師・安河内さんによる「目標実現」までの9ステップ


350万人が学んだ人気講師の 勉強の手帳』(安河内哲也著、あさ出版)は、東進ハイスクール・ビジネススクールのカリスマ英語講師として知られる著者のヒット作。初版が発行されたのは2011年7月ですが、以来重版を重ね、現在は8万部を超えています。
では、なぜ本書が評価されているのか? 著者のメディアへの登場回数の多さを差し引いても、パワフルな「言い切り感」が読者の共感を生むのではないでしょうか。改めて目を通してみて、そう感じました。
例として、Part 1「目標を実現する!」を見てみましょう。

目標を達成するための9ステップ


1.とりあえず始めてしまえ!

「やりたい!」と口にしているだけでは、時間はどんどん過ぎていくだけ。しかし、試験に合格したい、資格をとりたい、勉強をしたいと思っているなら、それをやらなければならない状況に身を置くようにする。あまり構えずに、考えずに行動に移すことが勉強成功の第一歩。(16ページより)

2.人間はいつでも変われる!

誰でも、失敗したら諦めたくなるもの。しかし大事なのは、今まで歩んできた道ではなく、今すぐ進む方向を変えること。なぜなら、「成功体験」を最初から持っている人などいないのだから。「思い込み」に縛られず、いつも目線が未来の方向を向いている人が「勉強ができる人」。(18ページより)

3.環境は自分でつくるんだ!

うまくいかないことを環境のせいにするのは、甘えている証拠。大学入学以降は、勉強をするための環境は自分で整備しなければならない。環境は自分でつくり出せるものだからこそ、勉強しやすい環境を整備するのが、ゴールへの近道。(20ページより)

4.空気なんて読むな!

いつも空気を読んで、人の目ばかり気にしていては、大きな一歩は踏み出せない。自分の殻を破って新たな一歩を踏み出すには、まわりの人間がなんと言おうと無関係。人目を気にしない大胆さを持つことが重要。(22ページより)

5.すべての行動を、目標にこじつけてしまえ!

実力試験、資格試験に強い人は、目的意識をはっきり持って、自主的に勉強しているもの。そこで自主性を身につけるため、目標を持ったら、生活のすべてをその目標に無理やりこじつけていくことが重要。「これは何のため?」と自分に問いかけて答えられるかどうかが、目標達成に有益であるかどうかを判断できるポイント。(24ページより)

6.長期的な目標を持て!

長期目標があるからこそ、がんばれる。長期目標があれば、短期的にはマイナスのことでも、それをポジティブにいい経験だと捉えることができる。ポジティブな人のまわりにはポジティブな人が集まり、ネガティブな人のまわりには、ネガティブな人が集まる。(26ページより)

7.クヨクヨするな!

ポジティブに考える人の方が、生産性が高いのは確実。そこで、ポジティブ思考を身につけるためには、勝手な思い込みを自分のなかでつくり出してしまうのもいい考え。(28ページより)

8.人生の目標を持って、貫き通せ!

仕事や勉強で成功する人は、人生の目標が定まっているもの。だからこそ、生活や勉強におけるすべての目標を、人生の大目標と関連づけていく。すると、すべての行動にやる気が出て、行動に意味を見いだすことができるようになる。(30ページより)

9.試験はチャンスの扉だ!

試験は、きちんと努力すれば誰でも成功できるチャンス。そこで大切なのが「持続力」。つらく感じるときは一度机から離れ、将来かなえたい夢や目標を頭のなかに描いてみる。(32ページより)

このように、表現がシンプルでストレート。無駄がないぶん、読者の心にストレートに飛び込んでくると思います。それからひとつ気づくのは、これらの「勉強」はすべて、「仕事」や「人生」にも置き換えられるということ。そのあたりにも、ヒットした理由が隠されているのかもしれません。
(印南敦史)
lifehackerより引用しました。

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