ピエロ恐怖症の女性が、「町に貼られたサーカスのポスターが怖くてたまらなから止めてほしい」と役所に訴えたことにより、レイトンバザードの町中からサーカスのポスターが排除された。
(画像:Mirror)
人口28,000人の町レイトンバザード町当局は、一人の女性から苦情が入ったとして、ジョン・ローソンサーカス団に、町中のポスターを撤去するよう勧告した。
苦情を入れた女性はピエロ恐怖症を患っており、ピエロが写ったサーカスのポスターの前を通るたびに怖くて仕方がないと当局に訴えていた。
これを受けて、役所はサーカスのポスターを町中から撤去し、サーカス団には、ピエロを使用しないと誓約した場合に限り、公演を許可すると忠告した。
「役所はケースバイケースで、苦情を処理します。今回のケースは、サーカスが町にいる短い期間だけの問題だったので、簡単に解決できる問題でした。」
と役所のリサ・ジェーヴィスさんは話している。
だが、サーカス団の方は納得がいかない。
「こんなのは、全く馬鹿げていると思います。レイトンバザードの町には、約28,000人が住んでいます。その内のたった一人の苦情で、我々のポスターは剥されてしまったのです。
その女性がマクドナルドの前を通る時、一体どうしているのか、知りたいものです。
その女性がどこの誰だかは知りませんが、もし分かったら、我々は喜んで彼女にサーカスのチケットを差し上げます。そして我々のフレンドリーなピエロは、まったく怖くないことを観てもらいます。」
と、団長のジョン・ローソンさんは話している。
ピエロ恐怖症という病気は実在し、女性のとってはサーカスのポスターが本当に怖くて堪らなかったのだろうから、役所の判断を一概に否定はできない。一方で、そんな不思議な症状を持ったたった一人のために、活動を自粛させられたサーカス団の悔しい気持ちも理解できる。
ピエロ恐怖症に配慮して、曲芸をする動物のポスターを作ったら、今度は「動物虐待だ」と言われる可能性もあるので、サーカス団が当たり障りのないポスターを作るのは、実に難しそうだ。
【記事:りょーこ】
参照元:Mirror
日刊テラフォーより引用しました。
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