2013年10月21日月曜日

ギリシャで大々的に報道、「身元不明の金髪少女の謎」


ギリシャにある少数民族の居住地で、両親を名乗る男女と血縁関係のない金髪の少女が見つかり、地元メディアが「身元不明の金髪少女の謎」などと、連日、大々的に報じる騒ぎになっています。

 AP通信などによりますと少女が見つかったのは、ギリシャ中部・ファルサラにある少数民族・ロマ族の居住地で、警察が今月16日に住民が麻薬密売などに関わっているとして家宅捜索をしたところ、金髪で青色の目をした少女がベッドの中で見つかりました。

 警察は少女が両親を名乗る39歳の男と40歳の女に似ていなかったため、DNA鑑定を行いました。そして、鑑定の結果、少女と両親を名乗る男女に血縁関係がないことが判明し、男女を未成年者誘拐の容疑で逮捕したということです。男女は容疑を否認していますが、少女を育てるに至った経緯について相反する供述を繰り返しており、警察は男女が人身売買に関わっていた可能性もあるとして調査を続けるとともに、ICPO=国際刑事警察機構などに協力を要請し、本物の両親を探しています。

 少女は4歳から5歳とみられ、ロマ族の言葉とギリシャ語を少しだけ話し、現在は、身元不明の子供を保護する施設に預けられているということです。この事件について、地元メディアは「身元不明の金髪少女の謎」などと連日、大々的に報じていますが、少女が見つかった居住地のロマ族の住民は今回の事件がロマ族に対する差別を助長するのでないかと不安を募らせています。

TBS Newsiより引用しました。

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