2013年9月20日金曜日

【悲報】任天堂の三代目社長・山内博氏が死去 / テレビゲームの文化と時代を創った偉人


2013年9月19日、任天堂の三代目代表取締役社長・山内博氏が、肺炎のため死去した。任天堂を大企業に成した人物であり、かつてトランプや花札がメインだった任天堂を、テレビゲームや電子玩具の世界へと導いた人物でもある。

山内氏が社長として関わったテレビゲームの時代は、ファミコンからニンテンドーゲームキューブまで(細かくいえばもっと以前からあるが)。山内氏か率いる任天堂はテレビゲームの地位を文化として確立させ、ゲームの新時代の幕を開けた。実際に山内氏に会ったことがある元ゲーム雑誌記者K氏はこう語る。

「何事もハッキリと言うタイプの人物だと思いました。マスコミの報道をみても個性的で強い意志は感じますが、実際に会うと “商売人だな” と強く感じます。朝日新聞の記者が会見で “ゲームキュープでプレイステーションのゲームは動きますか?” と質問をしたとき、山内社長が “動きません! 動かしません!” と強く言っていたのは、今も印象深い思い出として記憶に残っています」(K氏 談)

山内氏が個人的に、京都大学医学部附属病院に70億円の寄付をしたのはあまりにも有名。任天堂本社がある京都にも、彼の力によって大きな恩恵をもたらしている。現状、任天堂は WiiU が苦境に立たされている状態だ。しかし、スタッフに「山内博魂」があれば、どんな苦境も乗り越えていけると思えてしまうのは、彼のカリスマ性が成せる業といえるかもしれない。

Photo: Kuzo.

RocketNews24より引用しました。

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