2013年9月4日水曜日

“伸びたラーメン持ち帰り” 世界の「麺食文化」を聞いてみた

アジア系に近いイタリアの麺料理「カペリタン
ジェロ」(「OKWave ありがとう」から)
そば、うどんに始まり、ラーメン、そうめん、冷麺、ほうとう、きしめん、パスタ、フォー、ビーフンなど数え切れないほどの麺料理を食べることができる日本は、まさに“麺王国”といっても過言ではない。しかし、世界に目を向けるとまだまだ想像を超える麺食文化の発見があった。
そこでニュースサイト「イザ!」編集部が、20カ国語に対応したソーシャル多言語コミュニティ「OKWave ありがとうを使って、「あなたの国で人気のある麺料理とその食べ方を教えてください」と尋ねてみたところ、世界各地から自慢の麺料理についての情報が寄せられた。
調査は8月19日から開始。善意のユーザー(会員)によって編集部が投稿した日本語の質問が英語、オランダ語、イタリア語、スペイン語、インドネシア語、中国語、韓国語に翻訳され、45人から回答が寄せられた。
 まずイタリアから寄せられたカペリタンジェロを取り上げる。アジア系に近いものということで投稿してくれた。「肉のスープに麺を入れたカペリダンジェロは、子供のころ、具合が悪いときによく食べました(笑)」という。天使の髪という意味の言葉だが、投稿画像をみるとにゅうめんを思わせる細麺で、お腹にも優しそうである。
 幼い頃の記憶をたどった投稿を欧州からさらに2つ取り上げる。「砂糖とナッツを入れたパスタをデザートとして母が作ってくれた」(ルーマニア)「祖母がトマトスープを作るときに、砕いた生スパゲティを入れてくれたのがおいしかったです」(ベルギー)
パスタを甘く味付けしたり、砕いてみたりと日本ではなかなか想像できないレベルだ。家庭のオリジナル料理なのか、その地方ではポピュラーなものなのか知りたいところ。いずれにせよ、記者も東北の田舎料理を思い出し、胸がジーンとしてきた。
 日本でも人気のあるアジア料理からはカンボジアのノンバンチョクを取り上げる。「グリーンスープやココナツカレー汁をかけて食べるのが普通です」とのこと。甘辛の程度はかけ汁で調節できるようだ。
 特別な日に特定の麺を食べることが特別な意味を持つ国もあった。「韓国では4月14日は『ブラックデー』なのですが、バレンタインデーにもホワイトデーにも贈り物をもらえなかった人々が慰めあいながらジャージャー麺を食べるんですよ。面白いでしょう??^^」。そこに出会いはあるのか。敗者復活戦みたいで実に楽しそう。
 ほかにもアフリカ、東欧、中東、南米など世界各地から意見が寄せられたが、残念ながら調査のきっかけとなった「伸びきったラーメンを持ち帰る」という米国の習慣を超える“衝撃の麺食文化”は得られなかった。
 そこで、世界各国の麺料理が集まる日本においてこそ、本場から見たらあり得ないアレンジや食べ方をしているのではないかと推測し、イタリアとインドネシアからの留学生2人に話を聞くこととした。
産経ニュースより引用しました。

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