2013年11月30日土曜日

またか…「ストーカー被害」は警察に相談してはいけない

今回もまた、警察に相談したことが裏目に出たようだ。恋人の目の前でストーカーに刺殺された千葉県市川市の無職、湯浅栞さん(22)は、9月に計3回、警察にストーカー相談をしていた。ところが、結末は最悪だ。つきまとっていた交際相手の職業不詳、岡逸人容疑者(23)に路上で刺殺されてしまった。それも愛娘(3)、婚約者(35)と一緒にいるところを襲われたのだ。

「栞さんは娘の実の父親と別れた直後、といっても彼女がまだ10代の頃ですが、岡と付き合い始めたそうです。キャバクラなどで働きながら、岡と一緒に暮らしていましたが、9月上旬には同棲も解消して別れています。半グレだった岡に愛想が尽きたのかもしれません。栞さんは先月から市川市内のアパートで、不動産業の婚約者と娘の3人で暮らし始めたばかりでした。娘は男性を『パパ』と呼んでいたそうです」(捜査事情通)

 一方の岡は未練タラタラで、別れた後もしつこく復縁を迫り、9月24日には、市川市内の栞さんの実家に押しかける騒ぎまで起こしている。岡は「復縁がかなわずにやった」などと供述している。

 困った栞さんは警察に相談。市川署は口頭で警告したという。
「署員が交番に岡を呼び出し、『このままだとストーカーになるよ』などと諭した。精神的に不安定な状態だったので、心療内科の受診も勧めたそうですが、岡が『二度と行きません』と答えたので、反省していると受け取ったようです」(前出の捜査事情通)

■ブチ切れ、逆上タイプには逆効果

 しかし、警察の警告はむしろ、岡を逆上させたのである。犯罪ジャーナリストの田代篤氏がこう指摘する。

「ストーカーには大きく粘着型と激情型の2タイプあって、恋愛関係のもつれからストーカーになるのは、キレると何をしでかすか分からない激情型がほとんどです。三鷹市で高3女子が元交際相手に刺殺された事件はその典型で、激情型は相手の女性が警察に相談したことを知ると『裏切りやがって』などと逆上する。警察が動くことで、火に油を注ぎかねないのです」

 警察に「相談するな」とは言わないが、警察に相談したからといって決して安心できないのである。

「栞さんも警察に相談した直後の3カ月~半年は身を隠すべきだったし、警察も彼女にそう勧めていれば、悲劇は避けられたかもしれません」(田代氏)

 一連のストーカー事件の教訓は生かされていない。
ネタりかより引用しました。

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