2013年11月27日水曜日

桜田淳子、一夜限りの復活「百恵にも、昌子にも会いたい」


芸能界から“引退状態”にある桜田淳子(55)が26日、東京・銀座博品館劇場でデビュー40周年記念ファンイベント「Thanks 40 スペシャル ~ファン感謝DAY」を開催した。ファンの前でステージに立つのは1993年3月の映画「お引越し」の舞台あいさつ以来、20年8カ月ぶり。一夜限りの復活だが、アイドル時代を思わせる笑みをふりまき、ファン380人を熱狂させた。(サンケイスポーツ
 淳子がステージに帰ってきた。「おかえりなさい!」の大歓声と温かい拍手が響き渡る会場に、かつてのトップアイドルは現れた。
 オレンジのスカートにグレーのシャツを合わせたキュートな衣装。そしてアイドル時代を彷彿させる髪形。懐かしい容姿にファンは感激の涙で「淳子コール」を送り、桜田も瞳を潤ませた。
 イベントは「LADY」「追いかけてヨコハマ」「しあわせ芝居」のシングル3曲メドレーでスタート。この日のために、ひそかにボイストレーニングを積んできた。
 歌唱後に「皆さま、お久しぶりです。桜田淳子でございます」とあいさつ。続けて、5月に営まれたサンミュージックの代表取締役会長だった相澤秀禎(ひでよし)さん(享年83)の通夜に参列したことを振り返った。
16年半ぶりの公の場。会場の混乱に配慮し、参列を迷っていたという。だが、夫から「お世話になった人のお葬式に行かないなんて人間失格だ」の叱責で決意。「知り合いのメークさんから『言ってくれたら髪形だけでもちゃんとセットしたのに』といわれちゃいました」と冗談交じりに語り、笑わせた。
 トークコーナーでは過去のジャケット写真やアイドル時代の映像とともに当時を回顧。「花の中三トリオ」の仲間だった森昌子(55)、山口百恵さん(54)の名を挙げ「百恵にも、昌子にも会いたい。会ったら泣いちゃうかも」と本音もポロリ。この日のために体調管理に努め、「脚細いでしょ?」とおちゃめに笑い、客席を沸かせた。
 イベント後半では自身のミュージカル代表作「アニーよ銃をとれ」の劇中歌4曲をメドレーで歌い、「歌声は昔のままだった」とファンを喜ばせた。
 1992年にソウルで行われた統一教会の国際合同結婚式に参加後、芸能界の表舞台から身を引いた桜田。引退宣言もなく“消えた”ままだったが、この日のイベントで、ファンの思いは変わっていないと実感した。
 来場者全員と握手。注目の今後について、イベント関係者は「まったくの白紙」と強調した。会場を去る際、ファンからの「淳子ちゃん、待っているよ!」の声に笑って会釈した。ステージに立ち続けた濃密な2時間。ファンも、桜田も忘れられない一夜となった。
◆所属していた事務所、サンミュージックの後輩でイベントにゲスト出演した俳優、太川陽介(54) 「昔のままだったよ、歌は。(復帰については)僕はずっとこの姿を見ていたい。とても楽しそうでした。(ステージに)出た瞬間、ウルっとしていたように見えました」
◆タレント、クリス松村 「チケットは自分で応募して当たりました。握手した際に『いつも(テレビで)拝見しています』といわれて、本当に感動しました」
★芸能界の表舞台を去った後の桜田淳子
 2006年にエッセー「アイスルジュンバン」を出版し、子育てなど近況をつづった。07年にも19枚のオリジナルアルバムを復刻したCDの特典で、久々の肉声を披露。今年5月のサンミュージックの代表取締役会長だった相澤秀禎さんの通夜に参列。16年半ぶりに公の場に現れた。10月にはデビュー40周年記念ベストアルバム「Thanks 40 ~青い鳥たちへ」がオリコンランキング初登場33位に入り、32年8カ月ぶりのTOP50入りとなった。
■桜田淳子(さくらだ・じゅんこ)
 1958年4月14日生まれ、秋田市出身。72年にオーディション番組「スター誕生!」で史上最高の25社からオファーを受け、サンミュージックに所属。翌73年「天使も夢みる」でデビューし、同年「わたしの青い鳥」で日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。78年に「しあわせ芝居」で日本レコード大賞金賞を受賞した。80年に初主演舞台「アニーよ銃をとれ」で文化庁芸術祭の大衆芸能第2部門優秀賞を当時最年少で受賞。1男2女の母。

msn産経ニュースより引用しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿