2013年11月23日土曜日

「NAVER検索」が2度目の日本市場撤退

LINEは2013年11月22日、日本における検索エンジンサービス(NAVER検索)とそれに付随する辞書サービスから撤退すると発表した。12月18日にサービスを終了する。Webキュレーションサービスの「NAVERまとめ」は継続し、NAVERまとめと無料通話アプリの「LINE」に経営資源を集中させる方針である

LINEの親会社は韓国NHN。韓国市場におけるNAVER検索はグーグルなどを抑えてシェアの過半を占める。NHNは2001年に日本市場に参入してNAVER検索サービスを始めたが、日本市場の2強であるグーグルとヤフー(Yahoo! JAPAN)の牙城を崩せず、2005年に撤退した。2009年7月にNAVER検索で日本市場に再参入したが、再び撤退を決めた。
 LINE(当時の社名はNHN Japan)は2013年3月、NAVERまとめ事業に関してYahoo! JAPANとの業務提携を発表している。この時点ではNAVER検索のサービスを継続し、検索事業ではYahoo! JAPANと競争していく方針を示していたが、結局撤退する道を選んだ。
 成長を見込みにくい検索エンジン事業から撤退する一方で、急成長している無料通話アプリの「LINE」とNAVERまとめに経営資源を振り向ける。Yahoo! JAPANとの提携は継続する。
(PC Online 清嶋直樹)
日本経済新聞より引用しました。

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