欧米の太陽観測衛星が撮影した消え る直前のアイソン彗星(右下)。黒い部 分は太陽の光を遮るための加工(NA SA・ESA提供) |
【ワシントン=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は28日、「今年最大の天文ショー」として関心を集めていたアイソン彗星 が、太陽に最接近した際に崩壊して蒸発した可能性が高いと発表した。
アイソン彗星は太陽を通過した後に最も明るくなり、地球に接近する来月初旬には肉眼で観測できると期待されたが、尾を引いて輝く彗星の姿は見ることができないという。
アイソン彗星は今月中旬頃から、明るくなったり暗くなったりしていたが、NASAと欧州宇宙機関(ESA)が探査機で観測したところ、太陽に最接近した日本時間の29日午前4時頃には、先端の明るい核の部分が見えなくなった。
太陽に最も接近する少し前から暗くなっており、核が太陽の引力や熱に耐えきれず、粉々に崩壊して細い筋状のちりの集まりになったとみられる。ちりの筋は大型の望遠鏡でないと観測できないという。
YOMIURI ONLINEより引用しました。
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