2013年8月27日火曜日

「半沢直樹」視聴率、うなぎ登りの理由は…

TBS系で放送中の連続ドラマ「半沢直樹」の高視聴率が続いている。

 11日放送の第5話、25日放送の第6話がともに29・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。初回をピークに徐々に低下することが多い連続ドラマの視聴率では異例の人気ぶりだ。

 「半沢直樹」は、巨大銀行を舞台に、仕事上のトラブルや行内の陰謀に立ち向かう銀行員の活躍を描く。主人公の半沢直樹を堺雅人さんが演じている。企業社会で信念を貫き、上司にも牙をむく半沢の活躍が共感を呼び、「やられたらやり返す。倍返しだ!」という決めぜりふは流行語になっている。

 7月7日の初回に19・4%と好スタートを切り、その後も視聴率はうなぎ登り。29・0%は今年放送されたドラマでは最高で、最終回で40・0%を記録した2011年の「家政婦のミタ」(日本テレビ系)以来のヒット作となった。

 原作は池井戸潤さんの小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」(ともに文芸春秋)。文庫版で計45万部のベストセラーだったが、放送開始とともにさらに売り上げを伸ばし、現在では計約190万部に達している。

 テレビドラマ評論家で日本大学芸術学部の中町綾子教授は、「2000年代のヒーローは軽やかだったが、今の視聴者には半沢のような強いヒーローが新鮮に映っているのでは。現実にはあり得ない展開も、割り切って楽しんでいる」と人気の理由を分析。公認会計士でビジネス小説も手がける山田真哉さんは「粉飾決算やキックバックなど様々な事件をたたみ掛ける一方で、人間ドラマはシンプルに仕上げ、経済をわかりやすく見せている」と評価している。
yahooニュースより引用しました。

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