「緊急地震速報」も揺れなし 気象庁「震度予測、過大だった」

東京でも一斉に緊急地震速報が流れたが…＝８日
午後、東京・大手町（大里直也撮影）

気象庁は８日夕、奈良県と大阪府で震度６弱から７程度の揺れを予想し、関東甲信から九州までの広い範囲に緊急地震速報を発表したが、震度１以上の体に感じる揺れを観測した場所はなかった。誤報とみられる。

　気象庁は午後４時５６分、マグニチュード（Ｍ）は最大７．８と予想して速報を発表。実際に同時刻ごろに起きた地震の震源地は和歌山県北部で、Ｍは２．３だった。同庁は「震度の予測が過大だった」と説明。詳しい原因を調べている。

　ＪＲ東海によると、緊急地震速報に伴い、東海道新幹線小田原－新大阪間で午後５時９分まで運転を見合わせた。

　緊急地震速報は、最大震度５弱以上の恐れがある場合、震度４が予想される地域を含め発表する。

転載元：産経ニュース

地震速報誤報　地震計ノイズを取り込み計算　気象庁

緊急地震速報の誤報で会見、冒頭に謝罪した気
象庁の橋田俊彦地震火山部長ら＝８日午後、東
京都千代田区(鈴木健児撮影)

気象庁は、８日午後５時前に奈良県で震度７程度の揺れが起きると誤発表した緊急地震速報について、和歌山県北部で発生した地震に加え、三重県南東沖の海底地震計のノイズを地震の揺れと取り込んで計算したことが原因だったことを明らかにした。

産経ニュースより引用しました。