五嶋みどりさんにグラミー賞…参加のアルバムで

【ロサンゼルス＝水野哲也】米音楽界最高の栄誉とされる第５６回グラミー賞の授賞式が２６日（日本時間２７日）、ロサンゼルスで始まった。

　バイオリニストの五嶋みどりさん（４２）が参加したアルバムが、最優秀クラシック・コンペンディアム賞を受賞した。

　同アルバムは、米国在住の五嶋さんがソリストを務めた、ドイツの作曲家ヒンデミットの「バイオリン協奏曲」ほかを収録。五嶋さんは、クリストフ・エッシェンバッハさん指揮の北ドイツ放送交響楽団と共演している。五嶋さんは大阪生まれ。１９８２年渡米、レナード・バーンスタインら世界的指揮者と共演を重ね、国際的に活躍している。

　コンペンディアム賞は昨年新設され、主に２０世紀に作曲された作品を収めたアルバムが受賞している。

　五嶋さんは「この作品に参加でき、大変うれしく思う。ヒンデミットは私の尊敬する芸術家の一人。今後、演奏される機会が増え、彼の作品や人間性に対する理解が深まることを願っています」とコメントした。

YOMIURI ONLINEより引用しました。