2014年1月28日火曜日

意外と飲みがちだけど危険!管理栄養士が絶対飲まないNGドリンク

私たちが一日に摂る水分摂取量は、約1.5ℓといわれています。皆さんは、そのうち何のドリンクを一番多く飲んでいますか。コーヒー? フルーツジュース? 実は、健康に良かれと思っていたそのドリンクに、思わぬ落とし穴があるかもしれません。
今回は、管理栄養士が絶対飲まないNGドリンクをお伝えします。

■1:トクホ飲料
管理栄養士の高橋さんが、一番に警鐘を鳴らすのが“トクホ飲料”です。「特定保健用食品(トクホ)を飲んでいれば痩せる」「健康的だから少し高くてもいい」と思っている方も多いと思いますが、これはとんでもない落とし穴だそう。
トクホと名のつくドリンクが増えてきた中で、一番分かりやすい例として、トクホのコーラがあります。なぜ、コーラなのにトクホと謳えるのかというと、難消化デキストリンという成分に脂肪の吸収を抑えて排出を増加させるという機能があるため、これを使用したコーラが「脂肪の吸収を抑える」と謳って、トクホになっている訳です。
これを、「コーラを飲んだら脂肪吸収が抑えられる?」と思わせるところが罠なのですが、冷静に考えればおかしいことに気がつくはずです。これらの成分が入っていることは事実ですが、絶対的な砂糖の量が多いため、トクホコーラを飲んで脂肪吸収を抑える以前に、糖分の摂りすぎになることは明らかなのです。

■2:100%ジュース
「100%のジュースには、砂糖や添加物の表示がないのでさほど悪くないのでは?」と思われがちですが、高橋さんによるとこれもNGドリンクとのこと。
果物に含まれる糖分は“果糖(フルクトース)”と言うのですが、実は砂糖よりも早くカラダに吸収されます。果物から摂る場合は繊維やビタミン・ミネラル、酵素なども一緒に摂れるので吸収を穏やかにしてくれますが、これをジュースという形で摂ると、繊維がないため糖分がすぐにカラダに吸収されてしまいます。
しかも、一杯のジュースには固形の状態では食べきれない量の果物が使われているので、糖分の量も多くなります。これは、添加物うんぬんの話では無く、ジュースによる糖分の摂り過ぎや、血糖値の急上昇が問題という訳です。絞り立てのフレッシュジュースは美味しいですが、ビタミン・ミネラルなどの補給源ではなく、あくまで嗜好品として楽しむ程度がオススメです。

■3:スポーツドリンク
ポカリスエットやアクエリアス、最近はゼロカロリーも出ていますが、これらの原材料を観てみると表示の一番始めは、“砂糖・高果糖液糖・果糖”となっています。つまり、どのドリンクにも一番多く含まれるのは“砂糖”なんです。
もちろん、運動中に必要とされるミネラルやアミノ酸が含まれているのは事実ですが、その量は微量ですし、それ以上に砂糖を余計に摂ってしまう恐れがあります。運動しているのに全然痩せないという方は、普段からスポーツドリンクを飲んでいて、知らず知らずのうちに糖分を摂りすぎているのかも知れません。

■4:カロリーオフ、カロリーゼロ飲料
カロリーオフやゼロと謳っている商品には、砂糖の代わりに人工甘味料が大量に使われています。これらは、砂糖の何百倍もの甘さをもっているため確かにカロリーは抑えられますが、カロリー表示の決まりで5kcal以下であれば0kcalと表示していいので、実際はカロリーがあります。
また、それ以上に怖いのは、“人工甘味料は体重を増加させる傾向がある”ということです。カロリーがなくても、カラダは甘いものを摂ったと勘違いをしてしまい、砂糖を摂ったときと同じように血糖値が上がり、脂肪を溜め込むホルモンが分泌され、血糖値が下がるとまた甘いものが欲しくなります。この繰り返しで、肥満になる訳です。
カロリーゼロの飲み物が、飲めば飲むほどもっと欲しくなる感覚があるのには、ちゃんとした理由があったのですね。これも他のドリンクと同様、よかれと思って飲んでいた方は控えることをおススメします。

いかがでしたか? 今回は管理栄養士が絶対飲まない!NGドリンクをお伝えしました。意外な落とし穴や、カラクリを知ると、コンビニや自動販売機で手にするドリンクも変わってくるのではないでしょうか?
美レンジャーより引用しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿