2014年1月22日水曜日

「STARS―II」公開/愛称「GENNAI」

2月末に打ち上げられ
る「STARS―II」=香川
県高松市林町、香川
大工学部
香川大は21日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2月28日に打ち上げるH2Aロケット23号機に搭載する同大開発の小型衛星「STARS―II」を公開した。愛称は、平賀源内にちなんで「GENNAI」と命名。被覆のないテザー(ひも)で親機と子機をつなぎ、テザーを伸ばしたり電流を流したりする実験を行い、宇宙ごみの除去技術構築に役立てる。

 同大によると、被覆のないテザーに電流を流す実験は、世界初という。

 同大の小型衛星や宇宙実験用ロボットの打ち上げは3回目。H2Aロケットには、地球のほぼ全域の降水データを観測する全球降水観測計画「GPM」の衛星のほか、信州大や筑波大などが開発した計7基の小型衛星が相乗りする。

 STARS―IIは、10年から開発を進め、昨年9月に打ち上げ用の機体が完成した。親機は縦横各16センチ、高さ25センチ、重さ5キロ。子機は縦横各16センチ、高さ15センチで、重さは4キロ。

 実験では、テザーを300メートル地球方向に伸ばしたり、宇宙空間の電子を集めてテザーに電流を流すことで、親機と子機を移動させたりする。将来的には、テザーに電流を流すことで、宇宙ごみを軌道変換させる技術につなげるという。

 同大の能見公博准教授(45)は「これまで時間や労力をかけて開発してきた。実験を成功させ、子どもたちに夢を与えられれば」と話した。

SHIKOKU NEWSより引用しました。

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