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姫野カオルコさん |
すっぴんにジャージ姿、首にはタオルをかけた姿で登場した姫野さんは「ジムにいて時間がなかったので。できれば午後8時までにと言われたので……。私、ベストジーニスト賞にすごい憧れがあったんですが、これでベストジャージースト賞を自分でもらっておこうと思って」と明かし、これからは「ベストジャージースト賞作家で」と笑わせた。
直木賞候補になったのは今回で5回目。「ノミネートされると取材を受けるんですが、だんだん来てくれる方(記者)が若くなってきて、流れが見られて感慨深い」と明かし、「本がそんなに売れる時代じゃないですし、特に私の本は売れ線じゃないですし、本当に細々とした生活で、くじけそうにもなりますけど、読者の方が支えてくれた。一般の読者の方だけでなく、担当してくださる編集の方も一読者として『好きです』と言ってくれるのも含めて、私はすごく読者に恵まれました。それを一番強く思います」と感謝していた。
また、生後3カ月の子供がおり、広島の自宅から電話で会見した小山田さんは「まだ現実とは思えず驚いています。候補だけでもびっくりしていたので、まさか選んでいただけるとは。うれしいというよりもぽかんという気持ちです。でもうれしいです」と喜びを語り、「初めての出産で、毎日初めてのことばかり。小説を書いている自分がまだ具体的に描けないんですけども、また小説を書いて楽しみたい。(子育てと執筆を)うまく両立できるところが確立できたら」と語っていた。
大阪から上京し、編集者とともに吉報を待ったという朝井さんは「何も考えてなかったので、やっぱりまだ実感としてないですね」と話しながらも、「候補になっただけでいろんな人が喜んでくれたので、とれてよかったなあとしみじみ。(ピースは)つい出てしまいました」と笑みを浮かべた。ペンネームの「まかて」は36歳で亡くなった祖母の名前といい、「おばあちゃんにこれから新たに出発するよって、やれるだけやってみるよって、言いたいですね」と感極まり涙声になる一幕もあったが、「この賞の重みがこれからじわじわとしみてくると思うんですけども、今夜だけは存分に喜びに浸ろうかなと思ってます」と満面の笑みを見せていた。
MANTAN Webより引用しました。
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